高校野球100回大会の始球式リレー 発祥の地で出発式

第100回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の関連イベント「100回つなぐ始球式リレー」の出発式が5月30日、大阪府豊中市で開かれ、第1回大会で優勝した京都二中(現・鳥羽高校)野球部のOBらが「始球式」に臨んだ。
始球式リレーは全国を9地区に分け、九つのボールが全56の地方大会を巡る。この日の出発式は、その「号砲」との位置づけだ。第1回大会が開かれた豊中グラウンド跡地に隣接した「高校野球発祥の地記念公園」で、9人がボールを投じた。
京都二中OBの黒田脩(おさむ)さん(88)と河畑鎮(まもる)さん(85)は、第1回大会時の復刻ユニホームを着て参加。2人は同中が戦後初めて開かれた第28回大会に出場し、準優勝した時のメンバーだ。初戦は開幕試合で、先頭打者だった黒田さんは始球式の打席にも立った。河畑さんは、その様子をスタンドから応援した。
 黒田さんは「最初の大会で優勝した先輩たちがプレーした場所で始球式ができて感慨深い」。河畑さんは「戦後に大会が復活して以降、一度も中断せず100回大会を迎えられたのは平和の証し。これからも途切れることがないように」と話した。
 9人が投げたボールは、今回の始球式と各地方大会で計99回行われる始球式で投げられる。8月5日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する全国大会の始球式で、10個目のボールを使った「100回目」につなぐ。
 この日はほかに、日本高校野球連盟の八田英二会長、豊中市の長内繁樹市長、朝日新聞大阪本社の小倉一彦代表らも始球式に臨んだ。